フィンガーライムの初収穫(2023年10月17日)

10月に入り平均気温も下がってきたこともあり、ようやくフィンガーライムの果実が色づいてきました。
これまでどの品種も外皮は緑色でしたが、ミアローズとピンクパールは赤茶色に色づき始め、クリムゾンタイドは少し黒みを帯びてきました。また、サンシャインイエローは黄緑がかってきています。ただ、アルストンビルは相変わらず緑色のまま。

そろそろ熟してきたとは思いますが、熟期の判断が難しいため、とりあえず小さな実を収穫して試食してみることにしました。今回収穫したのはアルストンビルとクリムゾンタイドです。
それぞれ5cm未満の小さな実ですが、果皮の色は熟したような色をしています。
早速切ってみると、アルストンビルは綺麗なグリーンの粒が、クリムゾンタイドは濃い赤色の粒?が顔を出しました。
それぞれの実の感想は次の通りです。

【アルストンビル】
果肉の色は薄めのグリーン。果肉は丸い粒つぶで種はありません。食べてみると渋みは一切無く、強烈な酸味が口の中に拡がりました。小さな実ではあるものの、立派なフィンガーライムでした。香りもライム特有の爽やかな香りで、収穫適期に達していると感じました。

【クリムゾンタイド】
果肉の色は濃赤。果肉は丸い粒も少しありますが、半分以上は丸くなっていない状態でした。今まで日焼けで落下した果実も含めて果肉が丸い粒ではなかったものはこの実が初めてです。この実だけの問題なのか、この木の問題なのか分かりません。この点はこの木の他の果実を収穫した時に再検証します。なお、この実には5粒の種が入っていました。
さて、食感ですがしっかりとした酸味がありますが、ほのかに甘みもありました。果肉の形は良くないですが、これまで食べたフィンガーライムの中では1番美味しい実でした。当然この実も渋みは一切ありません。

【総括】
今回試食した感じでは、ようやく収穫時期に達したかなって思いました。他の品種も少しづつ収穫していきます。9月に日焼けで大量の実が落下した果実を試食した時はどの実も渋さが際立っていたので今回の試食でも渋みがあるのではないかと心配していましたが杞憂に終わりホッとしています。

この記事を書いた人

加藤 充洋

愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。
現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。