フィンガーライム一覧 (2023年5月14日)

品種名果肉購入時 生産者導入時期幹の太さ
エマピンク接木1年フィンガーライム
ジャパン
2021/526.2mm××
クリムゾンタイド 1レッド接木1年フィンガーライム
ジャパン
2021/524.5mm
アルストンビル 1グリーン接木1年不明
(ガーデンガーデン)
2022/410.3mm××
アルストンビル 2グリーン接木1年不明
(ガーデンガーデン)
2022/410.3mm××
サンシャインイエローイエロー接木1年不明
(ガーデンガーデン)
2022/49.1mm×
イエロー系不明種イエロー不明オークション2022/923.0mm
レッド系不明種ピンク不明オークション2022/920.5mm××
ジャリレッドレッド接木3年タキイ種苗2022/1020.3mm××
テイスティグリーン透明接木1年フィンガーライム
ジャパン
2022/119.0mm×
コレットグリーン接木1年フィンガーライム
ジャパン
2023/311.5mm
クリムゾンタイド2レッド接木1年フィンガーライム
ジャパン
2023/310.5mm
ピンクパールピンク接木2年フィンガーライム
ジャパン
2023/419.0mm
ミアローズピンク接木2年フィンガーライム
ジャパン
2023/416.3mm×
アルストンビル 3グリーン接木2年フィンガーライム
ジャパン
2023/413.7mm
※ 幹の太さは令和5年5月14日現在の計測値、花・実の状態は令和5年5月14日現在の観測状況
※ 花 : 『◎』20花以上開花中 『○』10花程度開花中 『△』数個開花中 『×』花・蕾無し
※ 実 : 『◎』順調に生育中   『○』生育見込み有り  『△』幼果はあるが生育見込み無し 『×』結実なし

2023年5月14日時点での我が家のフィンガーライムの一覧表です。
比較してみると、エマとクリムゾンタイド1の成長の良さには驚かされます。この2木は1年で大きく成長しましたが、他の品種は1年での成長はあまり芳しくありません。特に台木の太さの成長には目を見張る物があります。これらの違いは、幼木の頃に花芽を着けたかどうかだと思います。エマもクリムゾンタイド1も最初の1年間は全く花芽を着けませんでした。2年目をそれぞれ数個程度の花を付けただけでしかも大半が雄花でした。つまり、木の生長に全ての栄養を費やすことができたため大きく成長したのだと思われます。それに対し、昨年以降購入した苗木は幼木にも関わらず、ほとんどが花芽を着け、中には幼果を着ける個体もあります。早く果実を見たいというのは山々ですが、これでは木の生長が阻害されてしまいます。

台木の太さですが、フィンガーライムジャパンの苗木以外は、台木の太さが苗木の生長度合いを必ずしも表しているとは言えません。特にタキイ種苗で購入したジャリレッドは、台木だけは異様に太いですが、その台木に接ぎ木されたフィンガーライムは小さく、とても接木3年生とは思えません。フィンガーライムジャパンで接木3年生を購入したとすると、木は1.5m近くの高さで既に多くの実を着けられる立派な木に成長した物となります。その分かなり高価となります。ジャリレッドの値段はフィンガーライムジャパンの接木1年生苗とほぼ同じ価格なのであまり文句は言えないのかもしれません。

フィンガーライムジャパンの接木1年生苗の台木の太さは概ね9mm程度です。これがほぼ1年ごとに倍の太さへと成長していきます。目安は、2年目が18mm、3年目が27mmといった感じです。

フィンガーライムは多湿を嫌い、乾燥気味な環境が良いと言われていますが、私の家のフィンガーライムはどちらかというと多湿の環境で育っています。特に、冬期(11月〜3月)までは温室に入れていますが、温室内の湿度は常に90%以上と植物には過酷な環境です。でも、我が家のフィンガーライム達はそんな環境でも元気に成長しています。ただ、テイスティグリーンやジャリレッドなど、一部の品種は成長が止まり気味だったり、落葉が多い物もあり、品種によって湿度への耐性に差があるかもしれません。

この記事を書いた人

加藤 充洋

愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。
現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。