ピンクパールの収穫と料理に添えて(2023年11月2日)

 今日はピンクパールの試食です。(5本ある果実の内、1番小さな実を試食します)
 ピンクパールは栽培しているフィンガーライムの中で最大の果実を実らせてくれる品種です。夏の日焼けによる落花もあり、最終的に5個の果実しか収穫できませんでしたが、5個だけでも収穫できたことだけでも幸いだと思っています。

 今回は「ところてん」のソース代わりにフィンガーライムを使ってみることにしました。「ところてん」には甘味系又は甘酸っぱいソースをかけるのが一般的ですが、果たしてフィンガーライムがこれらのソースの代わりとなるか楽しみでした。

 ピンクパールはその名の通りピンク系の果肉が特徴のフィンガーライムです。いざ切って中身を見ると、桜ピンクの綺麗なツブツブの果肉が出てきました。種は一つも無く、これまで食べてきた他の品種の時のように食べる前に種を取る作業は無く快適です。
 味は少し癖のある酸味でレモンの酸味とは明らかに違います。マイルドな酸味のため「ところてん」とも良く合いそうです。なお香りは弱めです。「ところてん」はフィンガーライムを入れる前は少しところてん臭さがありましたが、フィンガーライムを入れるとライムの風味と酸味がプラスされ、ところてん臭さもなくなり美味しく食べることができました。

ピンクパールは種も無く、マイルドな酸味で料理には相性が良い品種です。また果実もフィンガーライムの中では最大級の大きさなので1本で果肉も沢山とれます。ただ、一季成りのため、商業ペースに乗せるためには多くの木が必要です。

この記事を書いた人

加藤 充洋

愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。
現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。