フィンガーライムが例年にない強い日差しで果実が日焼けし、炭疽病が発生してしまいました(2023年9月3日)

上記の写真は強い日差しで果実が黄色し、更には炭疽病が発生してこげ茶色に変色してしまったミアローズの果実の一部です。フィンガーライムは日光を好みますが、強すぎる日差しを長期間浴び続けるとさすがにダメーシーを受けてしまうようです。
特に今年は例年にない高い気温の日が続き、しかも8月に入ってからは毎日のように晴天が続き、大きくなった果実には負担が大きすぎたようです。
果実は、「ミアローズ」「ピンクパール」「クリムゾンタイド」「アルストンビル」「エマ」「サンシャインイエロー」が実っていましたが、この内、「ミアローズ」「ピンクパール」「クリムゾンタイド」「アルストンビル」の果実が日焼け被害を受け大半の果実が熟す前に落下してしまいました。

「クリムゾンタイド」は炭疽病までは併発していないように見えた果実もあったので中の果肉を確認してみました。なお、これらの果実も炭疽病までは見られないものの落果してしまった物です。
切ってみるとライム特有の爽やかな香りがしました。中身のツブヅフを押し出してみると本来の「クリムゾンタイド」は濃赤なのですが、まだ未熟のためか色は薄ピンクでした。
試食してみると、爽やかな香りに反し、渋くて不味くてとても食べられるものではありませんでした。これは日焼けによる影響ではなく、未熟なためでフィンガーライムは熟す前に収穫するととても渋くて食用にはなりません。幸い、「クリムゾンタイド」はまだ日焼けを免れた果実もいくつか残っているので10月頃に完熟した果実を収穫した際に改めて食レポートを行います。

この記事を書いた人

加藤 充洋

愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。
現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。