今年は4回多くの実が付きました。ただ、3回目の時は、8月の暑さが最高潮の時でさすがにこの猛暑はこたえたのか、付いていた実が全てブヨブヨになってしまい、黒く熟す前に全て落下してしまいました。ブラジル原産の熱帯果樹にもかかわらず、今年の日本の夏の暑さには勝てなかったようです。現在、4回目の開花が終わり幼果が沢山実っていますが、今のところ順調に育っています。
実は、最初は緑色で表面もガサガサしていて小さなカボチャのようですが、熟して黒くなってくると表面はツルツルとなり、まさに「巨峰」と言った感じです。皮を剥くと乳白色の果実が顔を出します。食べた感じは見た目同様、巨峰に近いような気がします。実の中には比較的大きな種が入っています。なお、皮は巨峰と違って固めなので剥く時は爪等で切り込みを入れてから剥いていきます。
幼木の時は寒さに弱く、成木になると−1℃程度まで耐えると言われていますが、このサイズまで成長してもそのまま戸外で越冬させると多くの落葉が生じて、翌春の成長にかなり響きます。しかしながらこの大きさでは温室や屋内に入れることはできないため、鉢の周りに何重ものプチプチを巻き、更に枝葉を全て覆うように木全体をプチプチで覆って越冬させています。この程度の保護でもほとんど落葉が無く元気に越冬してくれ、4月下旬には沢山の蕾を幹に付けてくれます。
我が家のジャボチカバ 紹介
この記事を書いた人
加藤 充洋
愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。
現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。