イエロー系不明種の収穫と料理に添えて(2023年10月29日)

ゴツゴツした表皮
大きさは9cm弱とまあまあ
太さは18.7mm
こんな種が沢山入っていた

今日はイエロー系不明種の試食です。
購入時には「サンシャインイエロー」との名札が付いていましたが、オークションで購入した苗であること、フィンガーライムジャパンの品種確定種でもないことから、実際に実った果実を食べるまでは何とも言えません。
果実の表皮はゴツゴツしていて濃い緑色。いつまで経っても黄色くなる気配はありませんでした。花が咲いてから6ヶ月ほど経っている事から収穫して食べてみることにしました。

果実は途中落下した実もあり、最終的には5個収穫できました。
ミアローズやクリムゾンタイドなど、他のフィンガーライムの果実の表面は基本的にはスベスベしています。しかし、この不明種の果実は全てゴツゴツしています。果実自体の香りもほとんどありません。

今日も豚しゃぶサラダに添えてみました。
切ってみると、粒の色はかなり透明に近い黄色でした。なんとか黄色系品種と言えそうです。
ただ驚いたことに種がものすごーく沢山入っていました。丸い粒5粒に1つ種がある、そんな感じです。渋りだした後、種を取り除くのに一苦労。これだけでも商業用品種としては失格です。
また、肝心のツブツブの果肉ですが、残念なことにライムらしい香りはほとんど無く、味も酸味が足り無い。しかもツブツブの量が果実の大きさと比較してかなり少ない。これは種が多いことによるものです。昨日のミアロースがとても美味しかったのと対照的にイエロー系不明種はとても残念な結果となりました。
やはりフィンガーライムの苗を買う時は、品種確定苗を扱っている『フィンガーライムジャパン』の苗を買うべきだと痛感しました。

加藤 充洋

愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。 現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。