フィンガーライムの実 紹介④ (ピンクパール) (2023年6月17日)

フィンガーライムの実紹介シリーズ第3回目は「ピンクパール」です。ピンクパールは濃いピンク色のつぶつぶの実をつける品種です。ミアローズと同じくピンクアイスの選抜種です。豊産性で沢山の実を着けてくれます。また、ピンクアイス系の特徴でもある枝が横に拡がるように伸びていくため大変風通しのよい姿となります。ただし、風通しは良いのですが接ぎ木部分を中心に広く広がってしまうような樹形なので支柱を立てて枝をまとめた方が良いと思います。
現在、接ぎ木3年目で大小合わせて14個の実がなっています。現時点での最大の実は約6cmです。果実の皮の色は今は緑色のものと少し赤味を帯びたえび茶色のものがあります。熟すと濃いえび茶色になります。ただ、ミアローズもそうですが、これらの品種は幼果の時から果皮の色が少し赤っぽいものもあります。なお、赤っぽい色をした幼果も成長するにつれ緑色になっていきます。

加藤 充洋

愛知県豊橋市に住んでいます。豊橋市は比較的温暖な気候で、冬でも最低気温が氷点下となることはほとんどありません。 現在、ベランダでスターフルーツやジャボチカバなど、熱帯果樹を中心に育てています。